Our efforts
サステナビリティレポート2024
観察と分析による高度な分析管理
KEIYOグループでは、①受入れ前の廃棄物、②受入れ時の廃棄物、③各処理工程の処理物、④処理後物について分析を行い、廃棄物の受入れから搬出までの各段階の品質を確認しています。
全拠点で統一された分析結果管理システムを導入したことで、横断的な分析や結果の共有が可能となりました。廃棄物のリスク評価を適切に行い、環境への配慮と効率的な廃棄物処理の実現に向けて邁進しています。
廃水プラント・戸塚工場の
生物処理
活性汚泥の維持管理
日常的に処理水の溶存酸素・有機物・浮遊物質などの濃度分析、色・におい・沈降性などの現場点検により、徹底した維持管理を行っています。顕微鏡を用いた微生物の観察も行っており、微生物の種類やフロックの大きさなどを確認することで処理状況を推定しています。
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観察の目的は大きく分けて2つ
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弊社で観察できる微生物
肉質虫類
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細菌や藻類などを餌にする
繊毛虫類
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細菌類を主に捕食し、活性汚泥が良好なときに出現する
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未消化物質の糞塊がフロックの形成を促進させる
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フロックの表面を変形しながらほふく移動する
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分析結果管理システム導入の効果
廃棄物の適正な取り扱いと再資源化効率の向上という目標を達成するためには、分析業務は大変重要であると考えており、KEIYOグループでは、分析結果管理システムの導入による業務の改善・改革にも積極的に取り組んでいます。
廃棄物を資源ととらえた社会貢献事業には、その活動に連動した分析業務が必要です。この分析業務においては、高度分析機器の導入による分析精度の向上、各分析工程および判定の迅速化によって、業務効率が大きく改善されています。
従来、各施設では紙媒体による取り扱いおよび保管がなされていましたが、その情報量や検索性の面で非効率という課題があり、業務遂行に支障をきたす場面がありました。
2022年10月の千葉北総プラント開設に伴う事業計画において、これら諸問題を解決するための分析業務強化策として、分析管理システムの導入を決断。廃棄物のサンプルから受入れ時、定常分析管理から処理後物の管理という一連の事業活動について、各分析記録の一元管理を進めています。また、営業との情報連携により、分析情報全般の見える化が進むことで、顧客満足度向上への貢献、業績への寄与につながることが期待されています。
さらに、全社的なラボシステムの活動強化により、分散していた分析情報の集約化とともに、異なる部門・拠点間での情報共有が実現し、業務の円滑化が進みました。
今後も管理者と各施設の分析担当で構成している「分析向上ワーキンググループ会議」を定期的に実施し、問題点の抽出・改善や情報の共有化、さらなる分析業務の高度化を目指し、サステナブルな事業推進を図ってまいります。
改質固化処理プラントの取り組み
(固化材使用量の削減)
改質固化処理プラントは、セメント系固化材を使い、受入物の性状を改質する中間処理施設であり、その過程で多くの固化材を使用しています。
昨今の固化材をはじめとする物価高騰に伴い、「固化材代替品の検討およびコストの削減」を2023年度環境目標に掲げました。代替品を選定して配合比率を変え、発熱や飛散性、臭気などに大きな変化がない状態で改質固化が可能であるかテストした結果、約4%のコスト削減を達成することができました。
本取り組みでは、上記の通り固化材の混合割合を比較検討するなどの工夫が、継続した固化材の使用量削減への道しるべとなりました。また、ISO14001の外部審査において、事業再編を踏まえた環境活動かつ固化材の価格高騰へ対応する目標設定に対し、当社の掲げる環境方針と照らし合わせ、模範となる取り組みであると評価されました。